住所:北海道千歳市真町1番地
旧郷社、艦内神社元宮(護衛艦ちとせ)
神紋:左三つ巴
祭神:豊受姫大神(とようけひめのおおかみ)、伊智伎志摩比売命(いちきしまひめのみこと)
交通機関:JR千歳駅から車で5分
千歳神社は北海道の空の玄関口、新千歳空港のある千歳市の総鎮守で青葉公園内に鎮座する。
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鳥居は国道36号線に面して建っており、参道の脇を千歳川が流れる。
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更に進むと右手に立派な社務所、正面の丘の上に千歳神社の社殿が鎮座している。
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社殿へと登る石段の右側には「幸井の水」という湧水が湧いており、ポリタンクを持った人が水を汲みに来ていた。
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ちなみに石段の左側には境内社が建っており、鹿島社か香取社のいずれかだと思うがどちらか分からないので次回参拝時に確認してみたいと思う。
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松前藩が編纂した資料である『福山秘府』(1780年)によると、「弁財天小社東夷地、志古津、万治元戌造営、同三年神体ヲ安置」とあり、万治元年(1658)に弁天堂が建立されたのが千歳神社の始まり。
千歳は元々はアイヌ語のシコツ(窪地)から志古津と呼ばれていた。
その後、千歳神社に保存されている「思古津稲荷社建立社記」によれば、享和3年(1803)に樺太南部探検に功績のあった勇払詰所役人・高橋治太夫が思古津場所の守護神として、京都伏見から「正一位思古津稲荷大明神」として稲荷大明神を奉斎し、文化2年(1805)に思古津場所の鮭漁が盛んになるに従って、さらに弁財天が勧請された。
この文化2年に祀られた弁財天の御厨子の裏に、箱館奉行・羽太正養により「死骨」から「千歳」と改称された由来が書かれ、この地を千歳と改めた。
明治8年(1875)に主祭神を豊受姫大神として郷社に列格。大正6年(1917)に「稲荷社」を「千歳神社」と改称して、昭和51年(1976)現社殿を造営し今日に至る。
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境内の背後には境内社の山神社が祀られていた。
・山神社
祭神:金山毘古神,金山毘売神,大山祇神
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山神社と書かれた立派な石標の他、石祠が三基あったが、もしかすると祭神一柱に一基ということなのだろうか…。
社殿の南側には下の参道から千歳市立図書館へつながる裏参道があり、そこに生えている木の袂に「ろうさん」と書かれた石柱が建っている。
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「ろうさん」
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「ろうさん」
説明文によれば、「裏参道の女坂、シコツ十六場所のひとつ。ろうさん(アイヌ語)意味は、ここより川や海(抜けていく道、ここより開けていく処)」
と書かれていた。
いわゆる和人とアイヌは仲が悪いと思われがちだが、鮭を中心とする諸物産などの交易が行われており、ここはそのアイヌとの交易場所一つであったという。
千歳神社の印象としては北海道特有の県社クラスの立派な社殿の他に、境内のあちらこちらに道祖神が祀られていたのが印象に残った。
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・護衛艦「ちとせ」
海上自衛隊の護衛艦「ちとせ」には千歳神社の御分霊が祀られていた。
艦名は千歳川に由来する。
千歳川は日本で二番目の水深を誇る支笏湖を水源とし、東北東に流れ、千歳神社のすぐ北を通り千歳市市街地を通ってから北へと流れを変え、途中、千歳市・長沼町・恵庭市・北広島市・南幌町・江別市の境界として江別市内で夕張川と共に石狩川へ合流する。総延長
ちなみに旧海軍の「千歳」は筑後川由来であるので、艦名基準から言えば厳密には初代となる。
ちなみに護衛艦の「いしかり」「ちとせ」「ゆうばり」の由来となっている石狩川・千歳川・夕張川はいずれも石狩川水系の一級河川で、千歳川と夕張川は石狩川に合流する。
いしかり×ちとせ×ゆうばり…(゚A゚;ゴクリ