天岩戸神社摂社
旧国郡:日向国臼杵郡
祭神:思兼命、八百萬神
天岩戸神社といえば一般的に神社自体よりも「天安河原」が有名だろう。
天安河原は天岩戸神社・西本宮から更に道を進むと「天安河原入口」の案内板と道路から右へ降りていく道があり、そこから350m川沿いに歩いたところにある。
天安河原と聞くと知ってる人は大きな洞窟を思い浮かべる人が多いと思うが、この河原一帯を天安河原と呼び、洞窟は仰慕窟(ぎょうぼいわや)という名前で、間口は40m、奥行きが30mあり、この中に天安河原宮が鎮座している。
天安河原は日本神話において天照大神が天岩戸に隠れた時に八百万の神が相談したという場所だと言い伝えられており、天安河原宮には天照大神を岩戸の外に出すための八百万の神に知恵を授けた思兼命と八百万の神が祀られている。
天安河原宮に参拝すると、願事成就や中風にかからない軽症で済むなどの神徳があるといわれる。
わりと最近では東国原英夫・元宮崎県知事が国政か県知事選か迷っている時に天安河原に訪れ「帰って来なさい。あなたがやりなさい」という不思議な声を聞いたというのが有名。
天安河原一帯は緑に囲まれた中に、賽の河原のように沢山の石積みがあって、霊場のような厳かな雰囲気があります。