旧村社
神紋:左三つ巴
祭神:天照大神、伊邪奈岐神、伊邪奈美神、家都御子神、大国主神
例祭日:7月25日
最寄の交通機関:JR「美瑛駅」
美瑛神社は、「丘のまち」として有名な北海道上川郡美瑛町に鎮座する神社。
明治29年4月、和歌山県東牟婁郡那智勝浦町から田仲儀太郎氏を団長とする熊野団体29戸が入植。明治30年、父母を迎えるため郷里に戻った木下四郎により旧官幣大社・熊野坐神社(現・熊野本宮大社)より「家都御子命」の御分霊を受け敷地の楢の大木に小祠を建立。仮の社殿としてお祀りする。
その後、市街地「丸山山頂・憩ケ森」と遷り、明治40年、旧西町に社殿を造営遷座。村名を取り美瑛神社とする。
大正15年1月15日に神社創立許可が下り、大正15年11月15日に無格社、昭和5年6月12日に村社に列格され、同年7月12日に神饌幣帛料供進神社に指定。
昭和43年11月に社殿を造営。平成7年10月11日に西町1丁目より東町4丁目に遷座しました。
「扁額」
「賽銭箱の神紋」
神紋は北海道神社庁誌では左三つ巴になっていますが、流れ三つ巴な感じです。
上は「故田仲儀太郎之碑」、下は「美瑛神社御創祀百年記念」の碑。
冒頭でも書いたように田仲儀太郎氏は美瑛入植の中心となった方です。
現在、美瑛神社の祭事として『那智美瑛火祭り』がありますが、これは田仲儀太郎氏の故郷である和歌山県那智勝浦町であるという繋がりから、那智勝浦町に鎮座する熊野那智大社で行われる日本三大火祭りの一つ「那智の火祭り」を美瑛でも、という事で平成元年(1989)から毎年7月25日に行われています。
また最近では、この美瑛神社はパワースポットとしても注目されています。
観光客で賑わう美瑛駅前周辺より距離は少し離れていますが参拝客は自分が参拝した時も絶えず来ていました。
変わった授与品として、美瑛の丘の景色が刺繍された「丘守り」がありました。