旧県社、北郡・下北総鎮守、艦内神社(輸送艦しもきた)
旧国郡:陸奥国北郡
神紋:向鶴
祭神:味耜高彦根命、誉田別命、宇曽利山大山祗大神、管下神社大神
例祭日:8月18-20日
最寄の交通機関:
田名部神社は下北半島の中心部、むつ市の田名部(たなぶ)地区に鎮座する神社で、下北半島の総鎮守として崇敬されている。
むつ市田名部は戊辰戦争後に会津藩が転封となった斗南藩の藩庁が置かれた場所でもある。
田名部神社の創立年代は、元和2年(1616)に発生した火災の為詳しくは分からないものの、一番古い資料として康永4年(1341)の鰐口が残っている。
寛永12年(1635)に書かれた『盛岡城事務日記』によれば、祭神が宇都宮二荒山(現・宇都宮二荒山神社)より万民守護のため宇曽利山に飛来し、大平村荒川一本松に鎮座していたのを、22代先別当・小笠原丹後が霊夢により田名部村に動座、神領は100石を有し、海辺総鎮守・北郡総鎮守・田名部大明神と称されていたという。
かつては柳町の高台に鎮座していたが、元和2年(1616)の火災により社殿・記録等を焼失し、明神町に動座している。
「社号標」
「扁額」
「社務所」
毎年8月18日から20日に田名部神社の例大祭『田名部まつり』が行われる。
田名部の5町(横迎町、小川町、柳町、田名部町、新町)がそれぞれ一番から五番の山車を曳く祭りで、県無形文化財に指定されている。
社殿と社務所に挟まれたスペースの奥には忠魂碑などの石碑が立ち並んでいました。